年の暮れになると、どこの家庭もお正月の準備で忙しくなります。おせち料理の材料やお正月用品の買い出しにも行かなくてはなりません。元旦には真っ新の下着や服を身に着けるのが風習になっている所もあり、食品だけでなくあらゆる物を買い揃えるのが習わしのようになっています。おせち料理は古くから日本の行事食でもあり、重箱に詰められる料理には、其々意味があります。
数の子やたいの子が子孫繁栄、くわいは芽が出ますようにとか、なるほどと思うようないわれがあって面白いです。定番なのは、黒豆、田作り、たたきごぼう、かまぼこなどとたくさんあります。最近の傾向として、和食以外に洋食や中華料理も増えてきました。年齢によっても好みが変わってきますから、おせちも多様化してきたのでしょう。
年配の人は今でも手作りしている人が多いでしょうが、今はデパートなどで購入したり通信販売がメジャーになっています。おせちの料理が保存の効く物が多いのは、お正月位は主婦を家事から解放して上げようという意味合いもあるようです。数十年前は、正月三が日はお店がほとんど閉まっているので、どうしても買いだめが必要でした。お菓子やインスタントラーメンなどを買い込む人も多く、それが子供には楽しい部分でもありました。
今の時代は、元旦からスーパー等のお店が開いているので、余りお正月気分もしなくなっているようです。それでもおせちに拘るのは、やはり日本の伝統だからでしょう。おせちのことならこちら